1カルボニルストレスに着目した精神疾患発症機序の解明〇〇大学 〇〇科新井 誠上原記念生命科学財団研究報告集, 39 (2025) 上原記念生命科学財団研究報告集, 39(2025) 腫瘍のシングルセル解析(UMAP) 54ママククロロフファァーージジにに着着目目ししたたががんん治治療療薬薬のの開開発発 マクロファージに着目したがん治療薬の開発富富山山大大学学 学学術術研研究究部部 医医学学系系 内内科科学学((第第一一))講講座座 富山大学 学術研究部医学系 内科学(第一)講座ージのマーカーX を見出した。本研究は独自に作製した遺伝子 X 関連の遺伝子改変マウスを用いて、がん微小環境における X 陽性マクロファージ(X+MΦ)と T 細胞、B 細胞、線維芽細胞、好中球などとの細胞間相互作用を明らかとすることを目的とする。 【【方方法法】】遺伝子 X 関連の遺伝子改変担癌マウスの腫瘍について、scRNA-seq(10x Genomics)を実施した。 シーケンス後のデータを Cell Ranger を用いてリードのアライメント、UMI 集計、細胞ごとのカウントマトリクスを作成した。その後、Seurat を用いてフィルタリング、正規化、次元削減、クラスタリング、マーカー遺伝子同定などの解析を行った。空間的トランスクリプトームと組み合わせて、1 細胞レベルで空間的位置を可視化する計画とした。 特にマクロファージについては詳細なクラスタリング、発現変動遺伝子の検出、エンリッチメント解析を行った。 【【結結果果】】腫瘍の scRNA-seq により、遺伝子発現の特徴から細胞種アノテーションを行い、腫瘍細胞、マクロファージ、T 細胞、B 細胞、好中球、線維芽細胞、内皮細胞を同定した(図)。遺伝子 X 関連の遺伝子改変担癌マウスの腫瘍の 解析により、X+MΦが構成するニッチが明らかになりつつある。X+MΦに着目した癌治療薬開発が有望であることが示唆された。 現在の所属:富山大学 未病研究センター 現在の所属:富山大学 未病研究センター54戸戸邉邉 一一之之 戸邉 一之【【目目的的】】腫瘍組織には、がん細胞の増殖や転移に寄与するマクロファージ(MΦ)が存在し、MΦを標的としたがん 治療が有望である可能性が指摘されている。MΦにはがん細胞増殖に対して促進的な種類と抑制的な種類が存在して いることから、それら双方を同時に減少させるこれまでの治療戦略は創薬上不適切であり、がん細胞増殖に対して 促進的な種類のみを特異的に減少させる方法の開発が望まれる。我々は、がん細胞に対し増殖促進的に働くマクロファ
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