1カルボニルストレスに着目した精神疾患発症機序の解明〇〇大学 〇〇科新井 誠上原記念生命科学財団研究報告集, 39 (2025) 上原記念生命科学財団研究報告集, 39(2025) 尿と血清に基づいたエクオール産生能による腸内細菌叢の違い 【【目目的的】】エクオールは、大豆イソフラボンから得られる腸内細菌叢由来の代謝産物であり、男女ともに健康効果を もたらす。これまでの培養実験で、ダイゼインをエクオールに変換できる細菌が明らかにされている。我々は、大豆 摂取量の多い日本人において、実際のエクオール産生者にこれらの細菌が多いかどうかを調べた。また、尿と血清の エクオール産生能の一致と、エクオール産生能による腸内細菌叢の違いを調べた。 【【方方法法】】滋賀動脈硬化疫学研究 SESSA(Shiga Epidemiological Study of Subclinical Atherosclerosis)Ⅱに参加した滋賀県草津市住民男性 853 人を対象とした。尿と血清それぞれの log10(エクオール濃度/ダイゼイン濃度)の分布 からそれぞれのカットオフ値を算出し、エクオール産生者と非産生者を定義した。うち、糞便中の腸内細菌叢測定に 参加した 669 人のエクオール産生者と非産生者の腸内細菌叢の違いを解析した。 【【結結果果】】エクオール産生能とカットオフ値は、尿-0.94、血清-0.95 であった。尿と血清の分布の一致度は高かった(相関係数 0.97)。尿または血清のエクオール産生者は 42%であった。産生者は非産生者より腸内細菌の多様性に富んで いたが、先行の培養実験で明らかとなってきたエクオール産生菌そのものは検出されなかった。産生者に有意に 多かった Senegalimassilia属、また産生者に多くみられたOscillospiraceae科やClostridia綱は配列がそれに近く、実際の日本人の産生者が多く保有するエクオール産生菌が含まれる可能性が示唆された。 180女女性性ののエエククオオーールル・・腸腸内内細細菌菌叢叢とと動動脈脈硬硬化化のの疫疫学学研研究究 女性のエクオール・腸内細菌叢と動脈硬化の疫学研究滋滋賀賀医医科科大大学学 NNCCDD 疫疫学学研研究究セセンンタターー 予予防防医医学学部部門門 滋賀医科大学 NCD疫学研究センター 予防医学部門180岡見 雪子岡岡見見 雪雪子子
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